こんにちは。
正月明けの週末、根管治療の研修会に参加をして、沢山のことを学ばせていただいてきました。
研修内容は自費根管治療、保険外診療で行う根管治療についてです。
根管治療とは、簡単にいうと歯の中の神経を治療することを指します。
虫歯が進行して歯の神経まで菌が侵入したときに必要な治療であり、
この根管治療の良否が今後のその歯の寿命を大きく左右します。
現在、日本では保険診療で医療を受けることが当たり前となっています(特に歯科治療)
保険診療は安価で治療が受けられる反面、治療内容と治療に使用する材料に制限があり、それを逸脱することができません。
この治療にはこの方法と材料を使うこと、というようなルール作りがされています。
だからこそ全国一律、同じ治療内容であれば同じ金額で治療を受けることが可能なのです。
(治療費が全国一律ということを意外と多くの患者様がご存知ないようですが)
国が定めた保険診療は『日常生活において必要最低限な治療』を保障したものであり、先端医療を受けたり、見た目(審美的)の要求を満足させる治療を行えないのが現状です。
当院は開院時より保険診療を基本としています。
当たり前のことですが、国が定めたルールに則りながらも、より良い治療を目指して実践しています。
しかし、この保険制度の縛りによって悩ませられることがよくあります。
「ルールさえなければもっと良い治療ができるのに」と感じる機会が多くあるのです。
治療した歯を少しでも長く良い状態に保ちたい、再び虫歯にしたくない、という想いが私の開院時からの目標でした。
保険診療であっても妥協をせず、出来る限り良い治療を施したい。
日々、それをモットーに診療を今日まで行ってきました。
しかしながら、治療可能な範囲が保険制度によって限られてしまっているのです。
歯科はその医院ごとにコンセプトがあると思います。
・極力、他の健康な歯を削ったりしないようにインプラントを用いた治療を積極的に行いたい。
・他の医院が休診している時間や曜日でも診療をして、より多くの患者様のニーズに応えたい。
等々。
むつみ橋通り歯科クリニックは、出来るだけご自身の歯を長持ちする治療を目指しています。
自身の歯に勝るものはないと私は考えているからです。
根管治療はご自身の歯の寿命を左右する大切な治療です。
例えるならば、家を建てる際に行う『基礎工事』と同じようなもの。
歪んで脆い基礎の上に、どんなに豪華な家を建てても長くは持ちません。
マンションの工事偽装問題などがいい例だと思います。
今まで通り、保険診療においてもベストを尽くします。
ただ、もし少しでも長く自身の歯を残したい、インプラントには抵抗を感じる、と思われる方がおられるのであれば是非、ご相談ください。
可能な限り、リクエストにお応えできるよう努力いたします。
むつみ橋通り歯科クリニック