神経が死んでいるんです①

こんにちは。

今日は大寒、暦でいうところの一年で最も寒い時期にあたります。
本当に毎日寒いですね。。。
皆様、体調にはくれぐれもお気を付け下さい。

今日のブログのタイトル「神経が死んでいるんです」というセリフ、某二人組女性お笑い芸人さんのネタです。

前歯の一本だけが変色している歯を人から指摘されて、このセリフを答えて笑いを誘うですが、芸人さんなので笑いの対象となりますが、一般の方ではそうはいきません。

気にされている方、いらっしゃるのではないでしょうか?

個人差はありますが、神経を取った歯はだんだんと変色してくることがあります。

歯の神経を取った場合、基本的には土台を入れて被せ物をすることが多いのですが、虫歯による歯のダメージが少ない、年齢が若い等の理由で、神経の治療を終えた後に穴を樹脂で詰めて終了とすることがあります。

一本だけ変色を起こした歯は、そういった治療がされていることが多いです。
(もちろん例外もあります)

変色をした歯はどうすることも出来ないのでしょうか?

実は、変色した歯だけをホワイトニングすることが可能です。
ただし、ホワイトニングを行うためにはいくつかの条件があります。

まずは神経の治療がしっかりとされていること。
根の先に膿の袋が出来ていたり、神経の治療がされていない場合は神経の治療から行う必要があります。

あと、根の先に異常がなくても、神経の管が治療により密閉されていることが必要です。
ホワイトニングには薬剤を使用しますので、神経の管が密閉されていないと強く痛む恐れがあります。

最後、変色しているのがご自身の歯であること。
詰め物が変色している場合はホワイトニングをしても色は変わりません。

それらの条件がクリアーであれば治療が可能です。
ちなみにホワイトニングは保険外診療です。

現在進行中のケースをご紹介します。

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ホワイトニング施術前の状態です。かなり変色しています

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ホワイトニングを始めて約三週間後。色の変化が顕著です

まだ治療中ですので、どこまで色が変わるかは未知数ですが、最初と比較するとかなり違っているのが分かると思います。

経過をまたご報告させていただきたいと思います。

神経の生きている歯と全く同じ色に、というのは難しいですが、変色を目立たなくすることは可能です。

もし歯の変色で悩まれている方がいましたら、費用や治療期間など、お気軽にお訊ねください。

むつみ橋通り歯科クリニック